大会長あいさつ

Greeting

ごあいさつ

このたび、第35回NPO法人日本臨床口腔病理学会総会・学術大会を2024年7月30日(火)- 8月1日(木)に新潟大学で開催させて頂きます。本大会を新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔病理学分野が担当させて頂きますことに関し、会員の皆様に深く感謝申し上げます。

本大会では、テーマを『未来へのマイルストーン 口腔病理学の挑戦』とさせて頂きました。会員の皆様方からのご成果を発表頂くとともに、「口腔上皮性異形成(OED)のワーキングからの報告」を開催し、変貌する社会ニーズに対する口腔病理学の在り方を共に考える機会になれば幸いであります。

シンポジウムでは、近年注目される病理学研究とコンピュータサイエンスの融合に焦点を当てた「病理学とバイオインフォマティクス・人工知能の相互作用」と題したセッションを企画しており、新潟大学医学部・奥田修二郎先生、東京大学医学部・石川俊平先生をお招きして、バイオインフォマティクスおよびAI病理画像研究の両面から、最新の知見をご講演いただく予定です。

教育講演では、エピゲノムの世界的権威である星薬科大学・学長(前国立がんセンター研究所・部長)牛島俊和先生から、発がんとメチル化のトピックを紹介して頂きます。さらに頭頚部腫瘍の第一人者である横浜市立大学の藤井誠志・教授には、頭頚部腫瘍の病理組織学的なお話をして頂きます。

なお昼食時間には、ランチョンセミナーを企画しております。また大会期間中には、学会主導型プログラムとして、口腔病理専門医講習会や若手の集いも企画されております。

大会開催時の新潟は猛暑で大変厳しい時期となりますが、お米・日本酒・日本海の海産物が豊富ですので食べ歩きを楽しんで頂き、学会後の週末の8月2-3日は隣接する長岡市で「長岡まつり大花火大会」も開催されます。ご参加くださる皆様方に有意義な時間をお過ごし頂けますよう鋭意準備を進めて参ります。コロナ禍の終息した後の学会開催となりますので、学会懇親会を盛大に行う準備をしております。

今回は懇親会の会場内に、新潟県内各地の大変貴重な日本酒「地酒ブース」を設置し、同時に「新潟古町芸妓さん」などの贅沢な夜を堪能できる企画を現在検討中でございます。なお懇親会は、これまでに無い楽しい企画でありますので、是非ともご堪能して頂けましたら幸いであります。

それでは皆様と新潟でお会いできますことを切に願うと共に、皆様のご参加を賜りますようお願い申し上げます。

第35回 NPO法人日本臨床口腔病理学会 総会・学術大会
大会長 田沼 順一
(新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔病理学分野 教授)

田沼 順一